たまねぎ
産地 | 佐賀県・北海道 |
出荷者 | 株式会社イクシマ(佐賀)、JAきたみらい(北海道)、JAえんゆう(北海道)、JAふらの(北海道) |
入荷期間 | 3月上旬~8月中旬 北海道産8月中旬~5月上旬 |
主な規格 | 佐賀県産2Ⅼ、Ⅼ、Mサイズ 北海道産2Ⅼ、Ⅼ大、Ⅼ、M |
担当 | 野菜部 井上智博 |
春・夏の旬野菜 たまねぎ
家庭料理に欠かせない存在の野菜。日本に入ってきたのは明治時代と、比較的新しい野菜です。1年中、スーパーに並ぶのは、乾燥させた貯蔵ものが出荷されるためです。収穫後すぐに出荷されるのが「新タマネギ」で、みずみずしく、辛みが少ないので生食に向いています。
独特の香りと辛さのもとは、硫化アリルという揮発性の成分です。疲労回復に必要なビタミンB1の吸収を助け、新陳代謝を活発にしてくれます。
おいしいたまねぎの選び方
1年中出回っている玉ねぎですが、全部同じに見えるので、どこを見ればおいしいと見分けられるのかわかりにくいかと思いますが次の点をチエックしてみて下さい。
表面
- 皮が乾燥して透明感のある茶色
- つやがある
- 傷がない
- 芽や根が出ていない
形
- 丸々としている
- 頭部がぎゅと締まっている
接触
- 頭部や根の部分が固い
- 重量感がある
たまねぎの保存方法
たまねぎは常温で長期保存できるのが特徴です。日陰の風通しのいい場所につるしたり、かごにいれて保存しておけば2か月ほど保存ができます。夏場は冷蔵庫での保存で2か月ほど保存できます。
多くの野菜では乾燥によるしおれやしなびれを防ぐため、湿度を保つことが望まれますが、たまねぎの場合は湿度が高いと腐敗の原因となるため50~70%ほどの湿度がよいとされています。
また湿度が高いとすぐに根や芽が出て栄養と風味も落ちてしまいます。風通しのいい場所で保存しましょう。それと、りんごと一緒に保存しないことも大切です。リンゴの出すエチレンガスはたまねぎの成長を促進してしまいます。味も風味も落ちておいしくなくなるので注意してください。
担当者より
たまねぎはその成長期間や色、品種により様々な種類が存在します。早生、中生、晩生といった収穫時期による分類では、早生は水分量が多く新鮮なうちに楽しむべき品種で、中生は保存性がありつつも甘みが特徴的、晩生は貯蔵に適しており長期保存が可能と言われています。
また、黄色、白色、赤色といった色別では、それぞれ異なる風味と用途があります。特殊品種についても、独特の特性がありますので、料理や用途に応じて選ぶことが大切です。